原発をつくらせない人びと――祝島から未来へ (岩波新書)本pdfダウンロード
原発をつくらせない人びと――祝島から未来へ (岩波新書)
06/11/2020 03:19:44, 本, 山秋 真
によって 山秋 真
4.4 5つ星のうち 8 人の読者
ファイルサイズ : 24 MB
内容紹介 30年間、原発をつくらせない西瀬戸内海、祝島の人びと。海と山を慈しみ、伝統・文化、祭りを大切にする日常や、交通の要所としての歴史を綴りながら、週1回の女中心のデモなど、政府や電力会社の政策に抗いつづけた日々を、多様な肉声とともに描く渾身のルポ。未来への変革を構想し、実践する勇気とヒントを与えてくれる本です。 内容(「BOOK」データベースより) 三〇年間、原発をつくらせない西瀬戸内海、祝島の人びと。海と山を慈しみ、伝統、文化、祭りを大切に生きる暮らしが、そこにある。交通の要衝としての歴史も綴りながら、一一五〇回を超える週一回の女中心のデモなど、政府の政策や電力会社にあらがいつづけた日々を、多様な肉声とともに描く渾身のルポ。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 山秋/真 神奈川県出身。ノンフィクションライター。1992年から石川県珠洲市へ通いはじめる。1993年、日本大学芸術学部卒業。以降、原発計画にゆれる珠洲と、計画に関連する裁判の傍聴に通う。2003年の計画凍結後、社会学者の上野千鶴子氏の東大大学院ゼミへ通う(05‐09年)。現在は、上関町祝島へ通い、取材を続けている。著書に『ためされた地方自治―原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠玉市民の13年』(桂書房)があり、同書で平和・協同ジャーナリスト基金荒井なみ子賞(2007年)、松井やよりジャーナリスト賞を(2008年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ファイル名 : 原発をつくらせない人びと-祝島から未来へ-岩波新書.pdf
以下は、原発をつくらせない人びと――祝島から未来へ (岩波新書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
原発建設の話が持ち上がってから30年以上たった今もなお、上関原発が建設されていないのは、一重に祝島の方々の反対運動のおかげであることがはっきりわかりました。また、映画「祝の島」や「蜜蜂の羽音と地球の回転」の撮影終了後から、福島第一原発事故までの間に、原発推進派と原発反対派の間で実力行使があった事実を、この本のおかげで知りました。海上保安庁の船に守られながら大規模な中電側の部隊と、人数の点でも船の大きさの点でも劣る島民側が、粘り強さと、連係プレーと、海での長年の経験から生まれた知恵だけを武器に、あくまで非暴力で、埋め立て工事を阻止する場面は、小気味が良い。著者が島民の方々と寝食を共にして、反対運動を直接参加しての描写は、思わず手に汗を握る感じでした。「きれいな海を汚さないでください!」の一言に尽きる、島民の主張。こんな単純で当たり前の願いを、命がけで戦い取らねばならないなんて、腹立たしさと同時に、涙が出るほど感謝の気持ちでいっぱいになります。祝島島民の真摯さだけではなく、人類の歴史、地球全体の中に自分たちを位置付けるという、祝島島民のスケールの大きさにも、驚嘆しました。
0コメント