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続 英単語の語源図鑑
08/18/2020 11:35:10, 本, 清水 建二
によって 清水 建二
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内容紹介 【シリーズ累計80万部突破! ! 】 2019年上半期 語学書No.1を獲得した 『英単語の語源図鑑』待望の第2弾が登場! 「教師に勧められた!」「学生時代に出合いたかった!」「イラストが可愛い!」… 絶賛の声が続々! まだ「理想の単語集」に出合っていない方に必携の1冊です。 前作に載せきれなかった<単語の意味の中核を表す>語根110を収録! これで完ぺきです! 内容(「BOOK」データベースより) 前作では紹介しきれなった110の「語根」を掲載。 著者について 【著】 清水 建二(しみず・けんじ) 東京都浅草生まれ。埼玉県立越谷北高校を卒業後、上智大学文学部英文学科に進む。 ガイド通訳士、東進ハイスクール講師、進学の名門・県立浦和高校で教鞭を執る。 基礎から上級まで、わかりやすくユニークな教え方に定評があり、 生徒たちからは「シミケン」の愛称で、絶大な人気を博した。 現在は、40年間の英語指導経験を活かし、様々な英語教材を開発中。 本作では、文章を担当。本書の内容に関する質問などは、公式サイトまで。 【著】 すずき ひろし 神奈川県生まれ。英語講師、英語教材開発者、イラストレーター。 英語の文法や単語の意味をイラストを使ってわかりやすく明示化する方法を追求する。 神奈川県の相模大野に開いた「おとなのための英語塾」やカルチャーセンターでの初歩の英語・ビジネス英語などの講座を通じ、生涯学習を支援する。 本作では、主にイラストの原案と下絵を担当。 【イラスト】 本間 昭文(ほんま・あきふみ) 1977年生まれ。2006年よりフリーイラストレーターとして 広告・書籍分野を中心に活動中。本作では、作画を担当。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 清水/建二 東京都浅草生まれ。埼玉県立越谷北高校を卒業後、上智大学文学部英文学科に進む。ガイド通訳士、東進ハイスクール講師、進学の名門・県立浦和高校で教鞭を執る。基礎から上級まで、わかりやすくユニークな教え方に定評があり、生徒たちからは「シミケン」の愛称で、絶大な人気を博した。現在は、40年間の英語指導経験を生かし、様々な英語教材を開発中 すずき/ひろし 神奈川県生まれ。英語講師、英語教材開発者、イラストレーター。英語の文法や単語の意味をイラストによってわかりやすく明示化する方法を追求する。神奈川県の相模大野に開いた「おとなのための英語塾」やカルチャーセンターでの初歩の英語・ビジネス英語などの講座を通じ、生涯学習を支援する 本間/昭文 1977年生まれ。2006年よりフリーイラストレーターとして広告・書籍分野を中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
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続 英単語の語源図鑑を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
英単語はいくつくらい覚えなければならないか。学習指導要領では、中学で習う英単語は1200、高校で習う英単語は1800。だからセンター試験の英語は3000英単語が前提。これは英検2級、TOEIC600点レベルである。この3000英単語が英語の基本中の基本。難関大学の受験では4000単語くらい欲しい。だから中高一貫校では、高2までに早く3000単語を覚えさせようと、朝のホームルームなどにミニテストを繰り返して、生徒を追い込む。そして高3ではもっと長い文章を読ませて繰り返し英単語になじませる。単語覚えは実に苦痛である。簡便法はない。学校のカリキュラムに合わせて毎日こつこつとと覚えるしかない。大学に入ってからも勉強は続く。世界と商売するビジネス英語では8000語は必要だ。そんなに憶えても米国の中学生の2万語には語彙数では負けている。この語源図鑑(正・続)がそういった受験環境で役に立つのか。Regoparkさんがレビューで書いているように、私も一般生徒には難しいと思う。初心者がいきなりこの本で英単語を覚えるのは止めた方がいい。高3では他に勉強すべきことが山ほどあるし、高2の冬休み、夏休みに読むとして、この本が面白く感じられホントに役に立つであろうと想定される生徒は(1)英語が大好きかつ(2)英語が得意(=英語の成績がいい)かつ(3)すでに3000単語近く憶えている生徒だと思うから。そんな”優秀な”生徒はクラスに少ないと思う。(違いますか。)もしそんな生徒がいれば私は脱帽するし、是非チャレンジしてください。いままで単語ごとにそれぞれ別の記憶の引き出しを作っていたのが、語源が関連した言葉をまとめて同じ引き出しに整理できるからとてもすっきりします。このあたりのことは経験豊かな現場の先生の意見もぜひ拝聴したい。受験はともかく、この本は長く英語を学んで英単語にもある程度親しみをもつ日本人にはとても面白くて価値があると思う。辞典ではなく図鑑と呼んでいるのが私はいいと思う。現在の意味と、語源がかなり遠く隔たってしまったものも、著者が工夫して(かなり無理スジを使ってでも)イラストで表現してくれる。私には教えられることが多かった。それは、あまり役にたたない薀蓄レベルのものかもしれないが、なにか得をしたような印象を受ける。一例をあげると、(以下の話は重箱の隅をつっつくようで恐縮だから、忙しい人は読むのを割愛して下さい。この本の面白さを私なりに伝えようとするとぐだぐだと書かざるをえないから。)distribution(分配),attribute(属性),contribution(貢献)は受験英語では頻発する重要ワードだが、私はこの tri,tri,triというトリの囀りが長い間気になっていた。triangle(三角形)、tristar(三ツ星)、trigonometric(三角関数)からわかるようにtriって3なのに、どうして分配や属性や貢献と関係があるんだろうと不思議だった。この本で紹介しているOnline Etymology Dictionaryというサイト(共通の祖先をもつ親戚語を調べるサイト)にアクセスしてわかったことだが、どうも古代ローマの歴史が関係しているらしい。つまり、古代ローマの初期、ローマは3つの血縁的種族ラムネス、チチエス、ルケレスに分かれていた。ここから、tribe=tri(3)+be(存在)=部族、種族ということばが生まれた。王と族長の関係は親分・子分の関係。子分は親分に上納金・年貢(プレゼント)を払い、親分は子分にわけまえ(プレゼント・平和)を与える。これが政治の安定にとても大切。そこでtribute=贈り物、贈り物を与えるということばが生まれた。あとはdistribute=dis(離れて)+tribute(与える)=分配するattribute=a(~の方に)+tribute(与える)=~に帰する→属性contribute=con(共に)+tribute(与える)=貢献すると派生して、このことばたちのなかにあるtriは古代ローマの歴史的残滓である3種族のことだとわかる。のどにささった小骨がとれた感じがした。もうひとつ感じたこと。民族が違えばことばの連想もかなり変わって、その違いから各民族のむかしの暮らしの様子が垣間見えるということ。例えば、歩いていて(散歩でも、旅でも)、急に開けたひらたい土地に出ると人間はホッとして深呼吸する。は~ひ~とかふ~ぷ~とか言いたくなる。だから「ひらたい」という概念を含むことばには「は~ひ~系(日本語)、ふ~ぷ~系(英語)」が多い。合わせて「はひふ系」と呼んでもいい。例えば、日本語では、はらっぱ(原っぱ)、ひろい(広い)、ひらけた(開けた)、ちひろ(千尋)、てのひら、ひらめ、ひろば(広場)、たひらかな(平らかな)、うなばら(海原)、のはら(野原)・・英語で言えば、place(場所)、plaza(広場)、plan(平面図)、flat(平坦な)、palm(掌)、plaice(カレイ)、plain(平原)・・。このあたりまでは日本語も、英語もことばを作り出す連想力は似ている。しかし、おなか(お腹)のことを日本語では「はら」というけど、英語ではそういう発想はない。想像するに、日本人のお腹はペシャンコだった。古代の食生活も結構豊かだったという説もあるが、魚を釣りどんぐりを拾って食べていたころ、日本人の体形は(いい言葉を使えば)とてもヘルシーでスリムだったに違いない。だからお腹はからだの中の平坦な部分だったから「はら」と呼んだのだ。「お腹=はら」から、お腹に赤ちゃんができることを「はらむ(孕む)」と言った。同じ母親のはらから出てきたこどもたちは「はらから(同胞)」と呼び大切にする。日本人はからだの中心にたいら(=平等思想)を埋め込まれて生まれてくる。だからみなが貧しくとも、みながひどいめにあっても、平等ならば我慢する。みなが自然災害に遭うから辛抱強い。はらからを大切にする思想は「和をもって尊しとなす」という国是に行きつく。残念なのは、この「和」が日本人同士の和であって他民族との和までは入っていないことだ。はらからでない人の日本への移民政策はなかなかすすまない。この本からそんなことも読み取れる。
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