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佐藤優の集中講義民族問題 (文春新書)

11/05/2020 03:05:25, , 佐藤 優

によって 佐藤 優
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今も世界のあちこちで民族問題の炎が噴出し続けている! テロの国際的拡散、移民・難民の増大、労働者間の国際競争、スコットランド。カタルーニャなど地域による独立論争、トランプ後のアメリカで台頭する白人至上主義、中東からの入国規制――。“民族オンチ”の日本人だからこそ知っておくべき、民族問題の現実と基礎理論をまとめた一冊。民族問題を理解するための推薦図書も提示。
佐藤優の集中講義民族問題 (文春新書)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
本書は佐藤優氏が同志社大学東京サテライト・キャンパスで行った10回の講義記録を編集、加筆修正したものです。前半に旧ソ連時代のスターリンの民族政策、ベネディクト・アンダーソンの「想像の共同体」、アーネスト・ゲルナーの「民族とナショナリズム」をなどテクストとして民族論を講義します。また論考としては最終章となりますが、アントニー・スミスの「ネイションとエスニシティ」を取り上げ、”民族”とは"エトノス(エトニー)"とは別の西欧で国民国家が成立して以来のたかだか250年くらいの歴史しかない、流動的で人工的産物であると述べます。民族問題の実例として、ウクライナを取り上げます。長年ロシア帝国の一部としてロシア語を日常的に使っていて正教の信者でもあり民族意識の希薄なドネツクなどのウクライナ東部と、第2次大戦後にソ連領となりカトリックと合同のユニアート教会員でありウクライナ語を日常的に使っていた民族意識の強いウクライナ西部との対立との”民族”間の対立がウクライナ問題の本質だと述べます。まさにも駐モスクワ日本大使館分析官だった佐藤ならではの慧眼と思います。最後に沖縄について述べます。佐藤の母親が琉球人であったとは初耳でしたが、本土とは歴史文化が異なり、明治期に半ば強制的に日本に組み込まれた琉球人が今後民族に発展する可能性を論考します。佐藤自身は沖縄の独立については(現実問題として)否定的ですが、民族としての自立・独立運動については肯定しています。ところで、先月はじめにぽっと湧き出したスペインのカタルーニャ自治州の分離問題、佐藤ならこれをどうとらえるだろうか?

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